2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--:-- | スポンサー広告 | comment (-) | trackback (-) | page top↑

ベランダで・・・

俺の住んでるマンションは、やたらとベランダが大きい。布団を引いても十分なくらいだ。それがこのマンションを選んだ理由だ。不動産屋に言わせると、新婚家庭用に作ったマンションだったらしいが、地域柄 誰も入居者が居なかったらしい(笑)こんな田舎に住む新婚カップルは居ないだろう!!で、30部屋ほどあるマンションは独身者向けに開放されたらしいのだが、最初の3ヶ月は誰も入居者が居らず、焦ったオーナーは家賃を下げる事で何とか凌いでいるらしい(笑)

部屋は2LDKと独身者には広いくらいの間取り。
しかも、4Fの西南角部屋。南向きのベランダからはすばらしいほどの風も入り快適に過ごせる。部屋は廊下の一番突き当たり・・・なので玄関の扉を開放していれば、夏場など北からの心地よい風が通り抜けて、寝る時などエアコン要らずである。


俺のバイト先に「柴犬」みたいな年下の後輩がいる。同じくらいにバイトを始めたのだが、どうも俺の事を気に入っているようで、やたらと懐いてくる。まぁ~嫌な奴ではないので適当にあしらってはいるがどこまで本気なのか分からない。どんな奴にも尻尾を振っているように見えてしまう。
そんな柴犬が、何度かこのマンションに遊びに来た事がある。そいつは一人暮らしに憧れているようで、部屋の隅々まで見渡しては一々感心して帰ってゆく。高校を出たばかりの年齢では仕方ないかもしれないが、このマンションに来る事を含め、何が目的なのかよく分からないところがある。

そんな柴犬が、何度目かの訪問時にふとこんな事を言い出した。

「夕都さん、夏場なんかこのベランダで寝たら気持ちいいでしょうね!!」

ちょっとびっくりした。俺と同じ事を考えていたからだ。去年はそれを実行出来なかったから、今年の夏は挑戦するつもりでいたのだ。


とうとうその日が来た。
俺はばあちゃんの家にあった「蚊帳」を実家の母に頼んで送ってもらった。今は誰も使うことも無くなった蚊帳がこんな日の目を見るとは誰が想像しただろう。

4Fの角部屋、隣の部屋も下の階の住人もいない。少々大きな音を出しても誰からも文句など言われない。ベランダ側に至っては見渡す限りの田園地帯。左側に竹薮があり、そこから奥に小高い山が連なり右方向斜め奥へと連なっている。その手前は一面の水田。そう初夏には緑色の絨毯が広がる田園地帯なのだ。非常に穏やかな地域の特産物である。
なので、ベランダ側からは誰も覗かれる心配もなく、一様にカーテンなど無用の長物になっている。

ホームセンターで購入した折りたたみの利く「ござ」や懐かしい「蚊取り線香」などを買いしめ揚々と時間の来るのを待っていた。

8時・・・飯も食い、風呂にも入ったが寝るには早すぎる・・・。待ちきれず・・・(笑)

常日頃から部屋の中では、俺はパンツ一枚か、全裸で過ごしている。この日もどうしょうか迷ったのだが・・・普段通りパンツ一枚でベランダに用意した「蚊帳」へと入っていった。一時間ほど前から「蚊取り線香」を点けていたので、とても懐かしい匂いや、遠くから聞こえる蝉の鳴き声に暫し感傷に浸っていた。6畳用の「ござ」の上に母が一人暮らしの記念にと送ってくれた「羽毛布団」を敷き、少し蚊帳のせいで見えにくくなっている夜空を見上げる。星までは見えないが「漆黒」の「闇」が大きな口を広げてゆっくりと横たわっている。


やはり・・・。
よからぬ事を思いつく。


「オナニーしたら気持ちいいだろうなぁ~・・・。
そう思った瞬間に・・・。パンツを脱いでいた(情けない)

オカズなどいらない。
最高に気持ちいい。


今では、誰にも言えない内緒話の№1である。

もしかして、「柴犬」も同じ事をするだろうか?
奴ならするだろう。いや、必ずする。断言できる。

その日は、記念に2発。
そして、ベランダで熟睡できることを確認した。


3日連続で睡眠をとってみたが、どうも朝が早すぎる。夏は夜明けが早いのだ。それと、布団の出し入れが非常に面倒だと言う事を思い知らされる。結局、その3日間だけで「ベランダ睡眠」は終わり、その代わり「ベランダオナニー」と言うすばらしい「行為」は継続されている。





「蚊帳」と「蚊取り線香」・・・今年の夏のいい思い出です。


(爆)

03:16 | オナニー | comments (0) | trackbacks (0) | page top↑